『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬』を読んでみた!本物の「るるぶ」みたいなのに怖い
一見すると、書店でおなじみの旅行ガイドブック「るるぶ」。ところが紹介されている「蓋ヶ瀬(ふたがせ)」という場所は、所在地も行き方もわからない謎の土地です。
『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬』は、2026年8月28日に発売されたモキュメンタリーホラー小説。著者は「柿」さんです。
モキュメンタリーとは?フィクションをまるで実際に起きた出来事であるかのように見せる表現方法のこと。
本書では、ネット上で浮かんでは消える謎の地名「蓋ヶ瀬(ふたがせ)」を、本物の旅行ガイド「るるぶ」の誌面で紹介しています。
最初にページを開いてびっくり!本当に、旅行ガイドブックの「るるぶ」そのものです。

表紙はもちろん、誌面のデザインや写真、キャッチコピーなど、本当に旅行スポットを紹介する「るるぶ」を読んでいるよう。(ちなみに、つねにあちこち旅をしている我が家には50冊以上のるるぶがあります笑)
通常のるるぶならいい感じのお宿が紹介されている裏表紙などの広告もしっかりと作り込まれています。隅々までじっくり眺めるだけでもかなりおもしろい!

本物の旅行ガイドらしさを徹底的に再現していてすごいです。
ただ、明るくワクワクするようなるるぶのスタイルで紹介されているスポットの写真も文章もちょっとずつおかしい。妙な違和感…。この「本当にありそう」というリアルさが、じわじわ怖いですね。
『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬』の前半は、(実在しない)スポットが紹介されいる観光ガイドブック。後半は、ネットの掲示板のログや取材をしたときの音声書き起こしなどの文章が掲載されており、二部で構成されています。
じわじわ、ぞくぞく。
読み終わったあとにも不気味さが残るタイプのホラーでした。個人的には、先日訪れた「行方不明展」でも似たような怖さを感じました。
▽行方不明展の訪問レポート(別の運営ブログ「たびのおと」)はこちら
現実にありそうな写真や記録、文章が積み重なり、フィクションだとわかっているのに不安感がじわりと広がります。現実とフィクションの境目が少しずつ曖昧になっていくような感覚が、『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬』で味わうことができます。都市伝説のような話、おもしろいですよね。怖いけれども知りたい…興味がそそられ最後のページまで一気に読んでしまいました。
『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬』の写真のほぼすべてが足利市で撮影!
『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬』に掲載されている写真のほぼすべてが、栃木県足利市内で撮影されています。
本の中で「どこにあるのかわからない謎の土地」として見ていた風景の多くが、実際には足利市にある風景ということ。栃木県民として読むと、これがまた面白い!後半の文章には、「足利市」の地名も登場します。
「見たことがある!」、「この風景、足利だったのか!?」と思いながらもう一度ページを見返すと、最初に読んだときとは違った楽しみ方ができます。
『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬』足利市の撮影地・聖地巡礼スポット
『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬』の足利市の撮影場所を紹介します。
足利西高校
- 住所:〒326-0845 栃木県足利市大前町103−11
- 通常は非公開、一般公開イベントで見学可能
▽MAP
大岩山毘沙門天・最勝寺
- 住所:栃木県足利市大岩町570
- 公式サイトはこちら
※現在、7月の短期豪雨災害の影響により周辺道路の通行止めを行っているため、車での訪問はできません。
大岩山毘沙門天の石柱門脇から山中を通る徒歩ルートをご利用ください。
▽MAP
名草キャンプ村
自然に囲まれた名草キャンプ村も撮影場所として公開されています。
- 住所:栃木県足利市名草上町2449
- 公式ホームページはこちら
▽MAP
小俣公園
住所:栃木県足利市小俣南町3
▽MAP
山前公園
住所:栃木県足利市大前町1600
▽MAP
トチセン

- 住所:栃木県足利市福居町1143
- ※通常は非公開となっており、敷地内への立ち入りはできません
▽MAP
栗田美術館
- 住所:栃木県足利市駒場町1542
- 公式ホームページはこちら
▽MAP
『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬』の基本情報
- 書名:るるぶ■■版 蓋ヶ瀬
- 著者:柿
- 発売日:2026年8月28日
- 発行:JTBパブリッシング
- 定価:1,760円(税込)
- 仕様:B5変形・80ページ
- ジャンル:モキュメンタリーホラー
- Amazon、楽天ブックス、YAHOO!ショッピング























『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬』を読んでみました!本当に「るるぶ」そのもののような作り込みなのに、読み進めるほどじわじわと怖い…。しかも掲載されている写真のほぼすべてが栃木県足利市で撮影されています!