下野人形「流しびな」作り体験に参加!かわいらしい人形が完成!
白鴎大学の「未来創造ネットワーク白鴎」主催の小学生向けのイベントに娘二人が参加してきました。下野人形の流しびな作り体験です。
小山市を流れる思川には下野しぼり和紙で作った人形(ひとがた)を流すとしあわせになれるという伝説があります。毎年7月に開催される「思川の流しびな」ですね!
下野しぼりとは?和紙にきれいなしわを寄せる技法のこと。小山市無形文化財に指定されている貴重な伝統工芸です。
講師は、全国唯一の下野しぼり伝承者の諏訪ちひろ先生に教えていただきました。
白鴎の学生さんの開会の挨拶から始まり、下野人形の流しびなづくりのスタートです。
まずは材料の確認から。材料は和紙。小学生が作りやすいようにカットしてありました。
材料は和紙のほかに、賞状に使う紙や綿など。和紙は全て色も手で染めているものです。下野しぼり和紙も含まれています。
なにもないところから子どもたちはちゃんと流しびなをつくれるのでしょうか…?
先生の説明を聞きながら真剣な眼差して和紙を折っています。
人形(ひとがた)は自分の分身になることや、願いを叶えられるものという話なども一生懸命に聞く子どもたち。
まずは江戸時代から伝わる宝船をつくります。折って折って広げてまた折って。
やっと宝船の最終段階まできました。最後に広がり宝船が完成するところがすごい!
今日は子どもたちが流しびな作りの体験に参加!
— おやナビ!おやま (@oyanavi_oyama) February 14, 2021
たくさん折って、最後に広げて宝船になる瞬間がすごかった✨✨ pic.twitter.com/1chGpfjIWw
きれいな宝船の完成!
ちゃんと人形をのせる場所もありますね。
続いては、お人形作り。顔の部分を作って首の部分をつなげて…。
▽雛人形の顔と胴体になるところ
髪の毛をつくります。慎重に慎重にハサミをいれて調節しています。
着物をきせて、帯を結んで。
最後に髪の毛を結んでつけて、宝船にのせて完成です!!
なんともかわいらしい流しびなが完成しました。
小学3年生の娘は親も手伝いながらつくりましたが、5年生の娘はいっさい手を借りずに全部1人でつくりあげましたよ。すごい!
製作にかかった時間は2時間ぐらい。がんばりました!
集中してつくったので、できあがったころには疲れている様子も。感想を聞くと、とっても楽しかったそうです。なにより紙の状態からここまで作り上げたという達成感で目がキラキラしていました。貴重な体験をさせていただいてありがたいです。
ただ折って製作をすすめるだけでなく、「紙には裏と表がある話」や「海苔の作り方と和紙の作り方が同じという話」、「紙のたてよこの見分け方」…など、子どもたちは一つ一つのお話にも興味津々でした。
今日は日が悪いので、願い事をかけるのは次の日の明日。
魂がやどるひとがた(人形)は、きっと願いも叶えてくれるはず。
7月に開催される「思川の流しびな」もぜひ参加したいですね!
小山まちなか調査隊のイベントで下野人形作りを子どもたちが体験!2時間かけて完成した人形はとってもかわいらしくて!楽しい時間を過ごしました。