栃木県の宇都宮は大谷石の産地。
大谷石は様々な建築物に用いられているだけでなく、地下採掘場跡などを見学することができます。
採掘場は、巨大な地下空間がまるでゲームのダンジョンのように残っている圧倒されるような空間が広がっていますよ。
今回紹介するのは、大谷石で造られた建造物「カトリック松が峰教会」です。日本では珍しい2つの塔を持つ、双塔の教会です。
なんといっても美しい!
夜にはライトアップもされいます。
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Contents
宇都宮が産地の大谷石とは?
大谷とは、栃木県宇都宮市の地名。宇都宮市の大谷地方で採掘される石材を大谷石(おおやいし)と呼び、様々な建築物に使われています。
大谷石は、耐火性や耐震性に優れていて加工が容易なのが特徴。
大谷石の加工・建築の歴史は、6~7世紀までさかのぼります。
大谷石の地下採掘場跡は、一般の人々の目に触れることなく「未知なる空間」とも呼ばれていました。
現在では大谷資料館として公開されています。
全国に知れ渡ったきっかけは、関東大震災に耐えたこと。
大谷石は帝国ホテル旧本館にも使われています。
大谷石で造られた教会「カトリック松が峰教会」を訪れる
紹介する「カトリック松が峰教会」は建物の大部分に宇都宮特産の大谷石が使われています。現存する最大級の大谷石建築。
大谷石の地下採掘場跡がある大谷資料館などからは少し離れた宇都宮市の中心部にありますよ。
▽大谷資料館からカトリック松が峰教会までは車で20分ほど。
松が峰教会の特徴はなんといってもうっとりするような美しさ。
近代ロマネスク様式を基調にした建築。双塔が目立ちますね。双塔を持つ教会は日本では少ないそうです。
1932年にスイス人建築家によって建てられた教会。国の登録有形文化財に指定されています。
夜にはライトアップされ、より美しい教会の姿を眺めることができます。ライトアップは毎日20時半まで。
教会内部は誰でも自由に見学することができます。教会内部にも大谷石が使われています。2階にある聖堂の内外壁に用いられている大谷石は、旧帝国ホテルに用いられた場所と同じ大谷の採石場から切り出されたもの。職人によりさまざまな意匠が施されています。
厳粛な気持ちになります。
毎週日曜日10時からはミサが行われていて、ミサも誰でも参加することができますよ。
宇都宮市内にある大谷石の別の教会「宇都宮聖ヨハネ教会」
宇都宮には、大谷石の建築物で別の教会「宇都宮聖ヨハネ教会」もあります。
▽宇都宮聖ヨハネ教会の場所
▽カトリック松が峰教会から宇都宮聖ヨハネ教会までは車で10分ほど
大谷石の建築物巡りで一緒に訪れるのもいいですね。
カトリック松が峰教会のアクセスなどの基本情報
カトリック松が峰教会のアクセスなどの基本情報です。
- 住所 栃木県宇都宮市松が峰1-1-5
- 電話番号 028-635-0405
- 開館時間:8時30分~20時
- 無休
- 料金:無料
- 電車・バスでのアクセス:東武宇都宮線東武宇都宮駅から徒歩約5分。またはJR宇都宮駅から市内バス「きぶな」約14分、松が峰教会前下車、徒歩約2分
- 車でのアクセス:鹿沼ICから約20分、宇都宮ICから約25分、または宇都宮上三川ICから約30分
- 駐車場:1~3台あり
※訪れたときは教会の目の前にある有料駐車場に駐車しました
▼MAP
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